いつもたいへんお世話になっております。
東日本大震災から早14年が経過しました。
福島の復興に貢献したいという想いだけで、当社を立ち上げた頃が改めて思い出されます。
除染効率を正確にみちびき出すための技術を確立すべく、EARTHSHIELD®シリーズの開発を手探りで進めておりました。
効果的な除染ができていることを証明するにはどうしたらよいか
どこから放射線が強くきているのかを知るにはどうしたらよいか
放射性セシウム濃度を即時現場で測定するにはどうしたらよいか
放射線計測を学べばわかると知り、現都立大学大学院放射線学科に入学して、勉強と実験の日々を過ごしたことを、昨日のように思い出します。
放射性セシウムは時間とともに濃度が減衰します。
いまわかっている濃度から、事故当時の濃度を求めたり、事故当時の濃度から、現在の濃度を算出ができる様に、放射性セシウム濃度と時間の関係を簡単に算出できるエクセルシートを、弊社校正センターの河野センター長に作っていただきました。
気になることがあったら計算シートをご利用いただければと存じます。
東日本大震災を忘れない様にすることはとても大切なことです。
記憶がセシウムの様に減衰しないように、震災の経験と教訓を、住民の一人として伝承して参りたいと思います。
株式会社日本遮蔽技研
創業者 平山貴浩